いつしかついて来た犬と浜辺にいる

気になる事件と考えごと

韓国ホラー映画『コンジアム』感想

三度の飯よりオカルトが好きという好事家であれば、米CNNトラベルが選定した世界十大奇異スポットはご存知かと思う。

 

1.昆地岩精神病院(韓国、京畿道広州市

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コンジアム韓国版

南霊神経精神科病院。本作のメインテーマとなったコンジアム精神病院は「かつて収容施設として使われていた」「患者を放置して院長が自殺した」等の噂が絶えない廃病院。

事故死した娘が現れるとされる忠清北道チェヨン市にあったレストラン・ヌルボムガーデン、6・25韓国戦争の際に学徒兵400名もの遺体が埋葬された跡地に建てられた慶尚北道ヨンドッ郡にあるヨントッヒュンガと並び、韓国三大心霊スポットとされている。

 

2.セドレツ納骨堂(チェコ、セドレツ)

ローマカトリックの小さな教会ながら、約40000人の人骨によって室内が大々的に装飾されており、天井から広がる「人骨シャンデリア」で知られている。

13世紀に修道院長がゴルゴダから土を持ち帰ったことで評判となり、多くの敬虔なカトリック教徒がここに埋葬されることを望んだ。礼拝堂はやがて納骨堂とされ、16世紀に掘り起こされ、埋葬スペース確保のために新たな配置として飾りつけられ、世界でも類を見ない神聖な場所とされている。

 

3.アコデセワ・フェティッシュマーケット(トーゴ、ロメ)

世界最大のブードゥー市場とされ、サルの頭蓋骨やワニや蛇、コウモリといった儀式・呪術・医薬に用いるあらゆる素材が取引されている。

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By Alexander Sarlay - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=51729828

 

4.人形の島(メキシコ、テシュイロ湖)

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ラ・イスラ・デ・ラ・ムネカス。かつてドン・フリアン・サンタナという男性が運河で溺れて亡くなった少女を弔うために数多くの人形で島を飾ったとされ、The Dead doll Islandとして知られているが、佐藤健寿『世界不思議地図』(2017,朝日出版)では人嫌いだったため不気味な人形により他人を追い払おうとした説が唱えられている。周辺は水運で栄えた地域で遊覧船ツアーもある。

 

5.軍艦島(日本、長崎)

端島。明治から戦後にかけて海底炭鉱によって栄え、大正期には移住者向けの鉄筋コンクリートマンションが立てられ「軍艦とみまがふ」などと新聞で記され、その呼称に用いられるようになった。

最盛期の1960年には5000人以上が暮らしたが74年の鉱山閉鎖により無人化。長らく封鎖されたために「地球上でもっとも荒涼とした島」となった。

 

 

6.チェルノブイリ遊園地(ウクライナ、プリピャチ)

 

1986年の原発事故を機に街ごと廃墟と化した。かつては原発関連事業で移り住んだ家族連れで賑わったであろうその場所は、現在ブラックツーリズムに活用されている。

 

7.パリのカタコンベ(フランス、パリ)

18世紀、市内の大規模墓地サン・イノサン教会周辺の衛生状態は耐えがたいものとなっており疫病拡大の危険などから閉鎖されることとなる。そこで砕石に使われた古い地下坑道が納骨堂へと転用され、およそ600万人の遺骨が移納された(新たな遺骨は納められてはいない)。

坑道の一部区間は観光用に開放されているが、地下坑道に至る経路は数多くあり、cataphilesと呼ばれる地下への不法侵入者も絶えない。

 

8.ポヴェリア島(イタリア、ベニス)

1776年、ベニスを行き交う船の検疫のために保健所が出来て以来、いわくつきの島とされてしまった。ペスト患者の隔離施設が設けられ、入院したが最後、島を出ることなく多くの人がこの地で眠りについた。施設は20世紀前半、精神病院となり1968年の閉鎖までロボトミー手術や人体実験を行う研究に使われていたとも噂される。一説ではこの島では16万人が無念のうちに亡くなったとも言われ、「世界一幽霊が出る島」として取りあげられた。

 

 

9.ダルヴァザクレーター(トルクメニスタン、ダルヴァザ)

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Tormod Sandtorv - Flickr: Darvasa gas crater panorama, CC 表示-継承 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=18209432による

ラクム砂漠の奥地で溶岩のごとく煮え滾る通称「地獄の門」と呼ばれる天然ガス田。発見当初はガス油田を画策したが、噴出した有毒ガスを終息させるため短期間で燃え尽きることを予想して人為的に点火され、そのまま半世紀以上に渡って燃え続けて止まない。

 

10.ベルウィッチ洞窟(アメリカ、テネシー州

広い農地を求めてテネシー州に移り住んだジョン・ベルは妻子とともに13年ほど暮らし、レッドリバーバプテスト教会の執事となる。1817年の夏、彼らは奇妙な動物がさまよい歩く姿を見掛けたり、深夜にドアや壁を叩く音、鎖を引きずるような音や不審な呼吸音を耳にするなど奇怪な出来事が一年近く続いた。その後、ジョン・ベルは喉に棒が刺さっているような痛みや腫れ、痙攣に悩まされ、3年後に死亡。結婚を控えていたジョンの娘ベッツィーは引っかき傷や髪を引っ張られるなどの被害に遭い、父親の死後、婚約を解消した。

ベル家の怪現象は多くの人に知られることとなり、彼らを不幸に陥れた目に見えない力はケイト・バッツという魔女の仕業だとされた。ケイトは1828年にジョン・ベル・ジュニアの許へ訪れ、多くのことを語らい「ジョン・ベルの死には理由がある」と述べたが、その理由については明かそうとはしなかった。次に訪れるのは107年後だと言い残してケイトは去ったが、不吉な出来事が起こるたびに「ケイトはまだ洞窟に潜んでいるのではないか」と人々を不安に陥れた。

 

 

 

と、前置きが長くなったが、2012年に発表された「七大」でもコンジアム精神病院はノミネートされていた。そんな世界的な心霊スポットを韓国映画界が放っておくはずもなく、本作では体験型ショッキング・スリラーへと見事にパッケージングしている。

gonjiam.net-broadway.com

 

〈あらすじ〉

YouTubeチャンネル「ホラータイムズ」は視聴者参加型の心スポ凸で人気を博し、ライブ配信視聴者数100万人を目指して入念な計画のもと最恐心霊スポット「コンジアム精神病院」への突撃を敢行する。「旧日本軍による処刑施設」「ピンポン玉の怪」「院長の謎の自殺」「封印された402号室」…嘘か真か、様々な噂が渦巻くこの場所で7人の男女が見たものとは。

監督、脚本:チョン・ボムシク(『1942奇談』『Horror Stories』『ワーキングガール』)

脚本:パク・サンミン

出演:ウィ・ハジュン、パク・ジヒョン、オ・アヨン、ムン・イェウォン、パク・ソンフン、ユ・ジェユン、イ・スンウク

 

「怖い映画とは、その時代が象徴している怖さが入っていないといけないという考えが自分にはあります」

ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ三部作が共産主義者に関する隠喩であることを受けて、ボムシク監督は上のように語っている。本作で言えば、登場人物として「YouTube配信者」を用いることで、視聴者数稼ぎ=目先の金銭によって、安全性や真実をないがしろにして過激な内容を追い求めるように変貌していく様はリアルに怖い。さらに「患者を殺害し失踪した」とされる元院長は史上初めて弾劾・罷免されたかつての大統領・朴槿恵を重ねている。元院長だけが正面を向き、周囲の患者たちはあらぬ方向を向いている、どちらがおかしいのか分からない古写真は滑稽ですらある。

 

韓国に実在する建物を舞台にし、そして若者にとってもはや日常となった動画メディアを組み込むことにより、観客は映画そのものを「ライブ配信」さながらに受容・没入させ、「第八番目のメンバー」となって恐怖の現場へと引きずり込むことに成功している。その結果、本作は公開15日間で観客動員256万人を記録し、韓国ホラー第2位のメガヒット作となった。日本で公開された「村」シリーズ等でも動画配信者は登場するが、臨場感ある映像や物語的リアリズムの醸成、映画構造への活かし方は本作の方がはるかに優れていると思う。

 

メンバーの身体に取り付けられたカメラによる撮影は『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』等でも採用されたPOV;Point Of View手法による登場人物の「主観」視点が特徴とされる。フェイスリアクションを映すCCDカメラはキャスト達の様々な表情を観客に提供し、逃げ惑う様子を克明に描出する小型アクションカメラなどによって不安や恐怖を体感させてくれる。尚、エンドロールの撮影スタッフ欄には実際に多くの映像を撮影することになった出演者たちの名前も加えられており、「演技」だけでなく文字通り「作り手」となっている。

また室内に設置したパノラマショットのカメラや追尾ドローン撮影なども含め、通常の3倍もの映像素材を13カ月かけて編集し、躍動的で隙のない絵面づくりが凝らされている。個人的にはアメリカ・セシルホテルで発生した行方不明事件で“奇妙なエレベーター内での監視カメラ映像”が公開されて世界的に話題となった「エリサ・ラム事件」にも近い恐怖感覚を彷彿とさせる場面も見られた。

sumiretanpopoaoibara.hatenablog.com

 

序盤の顔合わせや水上アクティビティ、現場に向かうまでの若者たちの姿は、カジュアルな動画のようにテンポよく紹介。「合コンみたい」なわくわくした様子は、「怖いもの見たさ」で足を運びながらも未だ「恐怖」に出会っていない映画館に訪れる観客の心情さながらである。

いざ現地に着くと「怖いもの見たさ」と「怯え」が半々といった様子で俄かに緊張感が増していく。リーダーのハジュンは屋外テントで配信機器を操作、残る6人が廃病院へと足を踏み入れる。配信が始まり、院長室、実験室、浴室、集団治療室、備品室、開かずの402号室…各部屋を予定通りに紹介していくメンバーたち。一般的な廃屋や森などと違って、それぞれの部屋に役割があり、かつて人々に何があったのかを想像させるという面でも「廃病院」は打ってつけのモチーフである。

段取りに従って降霊術を始めると怪奇現象が発生し、一同は騒然とする事態に。しかしそれはリーダーのハジュンたちが話題集めのために仕掛けた“ヤラセ”だった。多くの心霊スポット巡りを好むシャーロットですら「ここはヤバい」とパニックとなる一方で、ホラータイムズメンバーたちは「リアクションがいい。彼女を中心に映せ」と指示。視聴数も見る見るうちに跳ね上がり、「100万人視聴」達成へのカウントダウンも緊迫感を盛り立てている。

「廃精神病院」「ヤラセ心霊番組」をモチーフとしたモキュメンタリー・ホラーとしてはザ・ヴィシャス・ブラザーズによる『グレイヴ・エンカウンターズ』(2011、カナダ)が先行している。こちらはテレビ番組の撮影クルーが「コリンウッド精神科病院」での撮影で怪現象に見舞われる内容だが、同病院は実在せずブリティッシュコロンビア州にあったリバービュー病院跡(心スポではない)で撮影されたもの。『コンジアム』での「病院の時空が歪む」、「見えない何かに吹き飛ばされる」、「ひとりでに動く車椅子」などのアイデアはこの作品へのオマージュと考えられる(ホラー映画はパクリ/オマージュが多すぎるので本来のネタ元は不明)。

 

行動部隊の先導を担うスンウクは慄くメンバーたちを尻目に人形に触れたり、手術で使用されたといわれる棺桶のような箱に手を差し込んで「中から引っ張られた!」と番組を盛り上げる。怖がらせるためにわざとそうした演技をしていると疑ったジヒョンは怒って自らも手術箱に右腕を突っ込む。すると得体のしれない強い力で引っ張り込まれそうになり、ようやく抜き出した腕には爪痕のような大きな切り傷が。箱の扉がひとりでに開くも中には何もない。シャーロットに続いてジヒョンもパニックに陥り、現場から逃げ出す二人。ボムシク監督はインタビューで単に人が建物にいるのではなく「人と建物との対峙」を描こうとしたと語っているが、メンバーたちが冷静さを失っていくと巨大な構造物の各部屋がまるで生きた「臓器」ででもあるかのような錯覚に陥る。

壁にあった落書きは来たときとは別の文言に変わっている。明らかに何かがおかしい。モニター越しに行動を指揮するハジュンも度重なる機械トラブルやリプレイ映像で不可解な現象を認識していたが、激的に増えていく視聴数を前にここで配信を止める訳にはいかないとスンウク、ソンフンに撮影続行を指示。2人は広告収入の分け前アップを要求して踏みとどまるが、実際に危険な“何か”が迫っていることに耐えかね、402号室の前でスタンバイしていたアヨン、ジェユンに“ヤラセ”があったことを打ち明けて逃走を呼び掛ける。100万人達成目前にして配信続行が危ぶまれ、居ても経ってもいられなくなったハジュンはテントを出て現場へと乗り込もうとする。

 

ホラー映画を見る上で問題となるのが、「怖さ」と「面白さ」の匙加減であり、ホラー映画の「評価」ほど当てにならないものはない。ホラー映画マニアである程、いわゆるB級テイスト(おバカ感)に寛容になる傾向があり、「全然怖くはないけど面白い」といった価値観が存在する。「マニアの評価は当てにならない」という意味ではなく、恐怖表現に対する耐性ができていたり、どんなジャンルにおいても言えることだが作品そのものに対する見方が先鋭化されすぎるきらいがある。

製作費が低予算なことから、チープなCGや滑稽な演出、糞みたいな役者が多くなったり、コアカスタマーは男性に偏るため不必要なエロ要素が盛り込まれるなど、多くのホラー作品に共通する特性が生じやすいこともそうした「恐怖以外の楽しみ方」を誘う要因である。「向こう見ずな筋肉バカ」であったり、車内や心スポですぐにおっぱじめようとする「スケベ用カップル」、あるいは「たまに襲撃に失敗するモンスター」といった登場人物のキャラクター性や「死亡フラグ」「お約束」もマニア的には見どころになっている。

そういった意味では、『コンジアム』における男女7人は一般公募の美女3人、リーダー・ハジュン(若い頃の星野源さんにしか見えない)は個性が立っているが、残るダメンズ3人はやや灰汁が少ないように思う。印象は観客によってだとは思うが、登場人物のキャラクターを薄めることで却ってリアリティは増しており、余計な客体化を省くことで恐怖表現や廃病院のおどろおどろしい環境にストレートに没入することができたように思う。ただ「ホラースポット巡りが好きな帰国子女」というキャラ付けのシャーロットが「おっぱい要員」とされ、山の廃墟にハイヒールという凡ミスをする点は妙に思うが、「なんちゃって上級者」という演出意図があったのかもしれない。おっとり系看護学生アユンと序盤からやたらと彼女をからかうジェユンにも恋愛要素めいた展開を期待してしまうが、拍子抜けするほど何もなく、終盤は恐怖表現が猛威を振るう。

 

韓国ホラー映画最大のヒット作『箪笥』(2003、韓国)は、李氏朝鮮時代の古典文学『薔花紅蓮伝(そうかこうれんでん)』をベースにした物語である。原作は、継母による姉妹への虐待と姉妹による復讐がテーマとなっており、度々舞台や映画とされてきたもので、多くの観客は原作を読んだことがなくても(たとえば日本でいう「四谷怪談」「番町皿屋敷」のように)「怖い話」としておおよその内容を知っている。しかし『箪笥』は原作や過去の作品群が踏襲してきた勧善懲悪的な定石を覆したという意味で画期的な作品である。

舞台となる古い屋敷の豪奢な調度品の数々と冷酷な継母の美しさ、凍てついた家族関係の禍々しさとの映像的対比が鮮烈な印象を残す。また恐怖表現としては、Jホラーでもよく見かける「背景への映り込み」などもあるが映像よりも「音」によるショック演出が多く感じられる。姉のスミは気弱な妹スヨンに、継母に虐められたらすぐに助けを呼ぶようにと言い聞かせており、継母の飼う小鳥のさえずりを嫌う一方で自分は口笛を吹いている。

ボムシク監督は(『箪笥』とは言っていないが)そうした従来の「音」によって驚かせるような恐怖演出は避けたとしているが、ジヒョンが何者かに取り憑かれたシーンでは奇怪な声色を作り出しており印象的である。一方で迫りくる怪異をCCDカメラで再現することで、「単なるチラ見せ」になりがちな通常の映り込みとは違った、耳元で息を吹きかけられているかのような臨場感のある気色の悪さを味わうことができる。

 

日本であれば「霊」は「亡くなった人」がベースとされる古くからの考えや描かれ方により、精神病院でお化けを登場させるとポリコレ的に物議を醸してしまいかねない。霊であっても人体で表現する際にはある程度人権を尊重した描かれ方を要求されるのだ。一方の韓国ではキリスト教がメジャー宗教なためか、死者の亡骸に「悪霊」が乗り移るエクソシズム的な捉え方が見られる。

本作では直接的に死体やモンスターと格闘する様子は多くは描かれないが、402号室に迷い込んだシャーロットが「得体のしれないもの」と対峙してしまい、扉が開かず逃れることのできない恐怖を非情ともいえるほどの長回しによって表現した場面の胸糞の悪い重苦しい空気感は最高に刺激的だった。

廃病院の濁った雰囲気や黴臭いような湿度は玄人向け、それでいてYouTuberという設定によってホラー映画に孕む「障壁」を取り払い、「お約束」に馴染みのないティーンでも素直にワクワクを楽しみ、ワーキャー怖がれる良作に仕上がっている。204号室への導線やあのメンバーはいつ何処へ?といった細かなツッコミは抜きにして、仲間達と集まって五感で楽しむのがよきかな、と思う。非モテ拗らせおじさんが部屋で独りで見ると別の恐怖や将来への不安が襲ってくるかもしれないのでそこは要注意。

 

本国での公開直後、コンジアム精神病院は取り壊され、私たちは永遠に「402号室」に足を踏み入れることはできなくなったものの(不法侵入はダメ絶対!)、今作によっていつでもその恐怖を追体験できるようになったともいえる。記録映画やモキュメンタリー作品ではないものの、映画はひとつの記録媒体であり、過去の物語を残すことこそが文化活動ともいえ、結果的に見れば韓国サブカルチャーの一種の記念碑的作品ともなった。

 

 

■参考

edition.cnn.com